【詩】虚実

静かな水面 光は増えるが

その存在は 増えはしない

鏡の裏を覗く猫を

人は笑って眺める

ウツスモノは有って

ウツサレルモノは無いよ

優しく風が吹いて

夜空と月と水面を傍観

ささいな受くる側の要素

光は人間そのもの

光は存在そのもの

笑うのは人間

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