【L】Brainfaceでやりたいこと

LR/sounds.Artででです。

僕はBrainfaceというシリーズの音源を作っているのですが、

これでやりたいことというか表現したいことみたいなのを何となく書きたくなったので書いてみようと思います。

以前どこかの記事で触れたような気もするんですが、端的に言えば

脳内世界の言語的構造

みたいなものがそれにあたります。

ずっと昔から頭の中が言葉でうるさくてうるさくて仕方ないんですけど、そういうものはどこか整理されているというか、関係性を持っている、もっと言えば

一つ一つの言葉に位置情報がある

んですね。

この言葉は脳内世界のこの座標にあってこういう色をしている、みたいなものがあって、それぞれが関係性を持っていて、つながってたりつながってなかったりします。

そのプログラム言語みたいなもので出来た構造は僕にとっては『脳内そのもの』であって、それを誰かに伝えることって『理解されること』に近いんです。

でも僕たちがプログラミング言語そのもので会話できないのと同じように、ちゃんと何らかの認知機能にひっかかる共通言語に翻訳されないといけない。

その共通言語って言葉だけじゃなくて、音とか光とか匂いとか触り心地とか、五感に引っかかる言語に変換されて初めて、相手に「僕はこうなんだよ」って認識されることができる。

認識されない存在は無存在

です。

例えば自我ってことばは、自分自身が持っているものだと思われがちですがそうじゃないです。

ある人の前では愛する人、ある人の前では嫌な奴、ある人の前では仕事が出来る人。

誰かとの関係性で意味づけされその反応を眺めて、そういうものの集合体で自分自身のイメージを作り上げていきます。

なので逆に他者との関わりから断絶されると自我が溶けていきますが、そうなった場合に頼れるのは自分による自分の観測しかないです。だから内省して自我を保つみたいなことが起こりますが、それはあまりに非力です。

だから原則的には他者から認識されないと生きてゆけない、でも他者との共通言語がなかったら認識強度が弱まりすぎて自我喪失して終わってしまうみたいなことが起こります。

共通言語は生存のために必要

で、たぶん「脳内世界を表現して人に伝えたい」みたいな欲求は、生存本能から来ているのかなーと思っていて、その結果がBrainfaceという形なのです。

(ちなみにもし「他者から理解されない」とか「いつも上手く伝えられない」って人は脳内言語と共通言語の翻訳がうまくいってないだけなので、似た脳内言語の人と仲良くなるか、なんらか翻訳方法を探せば上手くいきます。)

とりあえず、そういう必要性から脳のあちこちにちらばる言語を音や音の配置で、言語同士の距離感をリズムなどで形にしているんですけど、本当のところを言えば

スペース借りて言葉も使ってもっとでっかくやりたい

です。

僕はちょっと実験好きなところもあるんですが、たまに1週間同じ音源を聞き続けるとか5種類の音源を6時間別々に流して、感じたことや気分などを測定してるときがあります。(耳と頭がおかしくなる)

だからもっと大きく包み込まれる感じにできれば脳内世界を体験してもらえるし、気が狂う人とか出てくるかもしれないけどそれはそれだし、とにかくより正確にもっと忠実に表現できるかなーと思っています。

というのも、

まだ全然『脳内世界』を表現できてない

って欲求があって、やりたいことというかやらなきゃいけないことがいっぱいあるので、正直いまのBrainfaceのレベルは全然低いんです。

もちろんそれを現実化するにはもっと整理しなきゃいけないこととかもたくさんあって、あと現実化出来た時にはすでに興味が別の方向に向かってる可能性とかもあるんですけど、とりあえずもっとそういったものに忠実に生きていかなきゃなとこの記事を書いていて思いました。

LR/sounds.Artででした、おやすみなさい。

スポンサーリンク