【詩】ある日、足下を見て

ある日、足下を見て、
自分の足が、
透明に感じたら、

それは、僕にとって、
音楽をする時です。

ある夜、悲しみの中で、
血を流す彼を、
見つけたら、

それは、僕にとって、
血を差し出す日です。

見えない時間は、
見えない自分で、

比較して、確立して、
虚無は虚無なんだけど。

人間は、人間ですが、
受け入れられるか、
それが当然であって。

見えますか?
見えますか?

夜に血を、
流す響きは、

足下を、
確かに、
照らし出します。

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