【詩】誰だって。

誰だって苦しい時がある。
誰だって泣きたい時がある。

胸がいっぱいで、
辛くって、
上手く言えなくて、

そんな時があって、
それを引き出す音楽があって、
それは救いの手であるから、

もがき苦しんでいる中で、
唯一命を繋いでくれている、
膿を少しでもかきだしてくれる、

大事な、音であるから。

人によって、
成果や、使命によって、

自分を形作らなければ、
生きていくことが出来ない、
そんな存在にとって、

嫌な痛みを伴わずに、
輪郭を確認させてくれる、
崩れていかないですむ。

それが、
原点で、
無くしちゃ、
いけないもの。

忘れちゃ、
いけないもの。

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