【詩】寂しがるのを、やめよ?

寂しいときがある。
誰かに会いたい時。
誰でもいいわけじゃない。
特定の誰か。

そんな時、
「自我なんてない」
と思うと、
僕は救われる。

僕やみんなを形作っている、
ゲシュタルト性、
それから解放されて、
一つの素粒子のような、
同じものだと、
感じられる。

それは、
無に還るようなことであって、
でも、
虚無ではない。

己を縛っているものは、
自分が自分であるという、
意識だ。

捨て去ってしまえば、
人は、
自由になれる。

君はいないし、
僕もいない、

だから、
繋がっている。

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