【詩】遠い

平穏が長く続かないことぐらい、
300年も生きてれば、分かってるつもりだ。

未来の広がりが予定通りではないことも、
当然、知っているつもりだ。

だが、これはないだろう、と亀は思う。

必死に、東を目指したけれど、
虚しく彼は、一瞬で吹き飛んだ。

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