鳩に畏れおののいた6日後、
僕は平然とあの子の上を歩いている。
季節を読めないバッタは側溝に埋まっているし、
綺麗な老女は世界を装っているようで。
まるで不安定な金属プレートは安心には程遠く、
古いものも壊れていくから愛することは出来ない。
か細いものはとても美しくて、
木の枝と間違えて蹴り飛ばせば、
それはただのミミズでした。
雨の日。
雨の日。
流されゆく。
音と文と屑
鳩に畏れおののいた6日後、
僕は平然とあの子の上を歩いている。
季節を読めないバッタは側溝に埋まっているし、
綺麗な老女は世界を装っているようで。
まるで不安定な金属プレートは安心には程遠く、
古いものも壊れていくから愛することは出来ない。
か細いものはとても美しくて、
木の枝と間違えて蹴り飛ばせば、
それはただのミミズでした。
雨の日。
雨の日。
流されゆく。