【詩】あめおとこ

ちょっと、曇っていますが、
隙間から、日が差し込んでいます。

少し、湿っぽくはありますが、
空気は澄んで、気持ちのいい朝です。

今日は、午後から雨ですが、
傘を持っては、いません。

きっと、大丈夫だと、信じているからです。

生憎の、雨になりました。

僕は忘れて、いたんです。
自分が、雨男だってことを。

弱い雨では、ありますが、
少しずつ、髪は濡れていきます。

それでも、急ぎはしません。
僕は、雨男だから、です。

急ぐと、雨は激しさを増します。
のんびりすると、のんびりした雨になります。

早歩きして、嵐になれば、
疲れるのは、自分だからです。

先の道も、見失いかねないのです。

今日は、午後から、雨でした。
少し、濡れた髪で、家に着きました。

雨の、匂いがします。
水の、感じがします。

心地良いので、そのまま眠って、
僕は、風邪を、ひくのです。

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