LRでです。
昔からよく思っていることなんですが、何の役にも立たないものが好きです。
なんか意味分からないチキンのGIFとか、
— LR #NATARASIS (@lrsoundsart) February 27, 2019
よくわからない歌詞とか、伝わりづらい表現とか、そういうものが好きです。
この心理って何なんだろーって思うんですけど、世の中にはそういう人がちょくちょくいて、ロニー・ファン・ハウトさんの『手の像』とかも意味がないらしいです。
ハウトさんによると、
「特に意味はないし、何かメッセージを伝えようとしたわけでもない」とのことです。
たぶん、
「みんなを笑顔にするために○○する」
とか、そういう目的ありきの行動がなんだか苦手みたいで、まあ結果的にそういうことがあればいいかなーぐらいに思っているので、目の前の行動そのものを楽しみたいタイプなんだと思います。
この心理を説明するのに昔はもう少し尖った言い方をしていて、「キリストで金稼ぎするようなもの」みたいな内容を話してました。
要は僕にとって音楽って食べ物であると同時に神様でもあるので、信仰上の神様を『ツール・手段』として使って『目的(金稼ぎ)』を手にするということです。
でも別に「お金を稼ぐ」とか「みんなを笑顔にしたい」とか、そういうものやそれをやっている人が嫌いとかでは全然なくて。
今は自分もそういうのいいかなあと思う時もあるし、「僕は音楽はツールじゃないと思うなあ」ぐらいの感じなので、人は人、自分は自分です。
それは良い悪いとかではなく、完全に自由だと思います。
ただ、この心理ってどこから来るのだろうと考えると、一つ思い当たるのは幼い頃に
「人のために生きなさい」
と亡くなった父から言われ続けていたことで、たぶん性格が天邪鬼なので、それと似たメッセージに反発反応を示しているだけのような気がします。
でも結果的に何かや誰かの役に立つのは全然嬉しいことなので、なんだろう、その辺は天邪鬼の本質で、
「よし役に立とう」と思ってやるのは何か見栄はってるみたいで嫌だけど、「(なんか知らんけど役に立ってるな、えへへ)」ぐらいのスタンスは何かむずがゆくて嬉しい部分もあるのかもしれません。
とはいえ誰の役に立たなかったり、意味のわからないものや、意味を込めるけど分かりづらいものを作り続けていたいです。本当は共感されたいけど共感されたら負けみたいな。天邪鬼だー。
LRでした、おやすみなさい。