LR/sounds.Artでででです。
誰でもそうだと思いますが、けっこう同じことって繰り返してしまいます。
僕の場合だと本を買いまくって読みまくったり、ブームが冷めてくると「知識なんてお荷物だ!」とか思ってとことん売っぱらったり。
ちょうど今は「知識なんてお荷物だ!」の時期ですが、ああまた同じこと繰り返してるなって思ってなんだか
蟻地獄の上で余裕こいて踊ってるピエロのような気持ち
です。
でも今回に関しては、なんだかちょっと勝手が違うというか。
振り切り方が激しくって、ないと困る実用本数冊を除く『すべての本』を売っ払おうとしてダンボールにつめてます。
それだけじゃなくて、昔録音したライブ音源CDとかも入った混ぜこぜダンボールとか、持ってるけど全然使ってない音楽機材類が入った箱とかも、まるごと処分しようとしてます。
(音源は一応データとしては残ってるけど)
なんでそういう感じになってるかというと、なんだろ、うまく言えないんですが、
「もう自分に嘘つくのは辛いな」
って思ったんです。偽りの自分を演じるのが辛いというか。
音楽をつくる人間以外に、占いで身を立てようかなーっていろいろ向き合ってみた結果、
自分の在り方(今後どうなっていきたいのか)の問題
を強く感じました。
僕は社会人って基本的には演技だと思ってるというか、演技する、そこの会社の一員であるという役割に徹するとうまくいくと思ってます。
同じように、自分でなんかビジネス組むぞーってなった時も、やっぱり役割に徹した方が早くうまくいくし、相手にとっても信頼しやすい人になります。
でもそうやって、
本心の外の基準
で、自分の在り方を変えていくのって、少なくとも僕にはめちゃくちゃ辛いです。
もちろん喜んでもらえたら嬉しいし、例えばライブで喜んでもらえるとかはとても嬉しいけど、何かを手にするために人間の形を変えていくというか、目的に無理矢理最適化させていくのがとんでもなくきついです。
たぶん人間主義ならぬヒト科ヒト主義なんだと思います。生きてりゃええやん、って。なんて無責任なんでしょう。
で、そうこう考えているうちに、
「僕の本心ってどこにあるんだろう」
ってとこに行き当たります。
そうすると、やっぱりアーティストでありたいというか、何かを作っていたい、没頭していたい、それ以外の時間はほとんど辛い、ってとこに行き着きます。
それ以外の時間で学んだものはたくさんあって、それによって得たこともたくさんあって。
でももう十分かなって思うのです。
僕は、
マリーナアブラモヴィッチというアーティストがすごく好き
なんですが、
彼女の人生の教訓?で『マリーナアブラモヴィッチ。アーティストの人生宣言』というのがあります。
人生宣言は大きく18項目、その中に小さい項目があって、その最初の一つ目が、
「アーティストは、自分自身や他人に嘘をつくべきではありません。(An artist should not lie to himself or others)」
です。
やっぱりそういうことなんだろうなって思います。
人生宣言を読んでいると、なんだか泣けてきてしまって、最近毎日のように読み上げてます。それぐらい僕にとっては影響力のある言葉です。
(またここかどこかで紹介できたらいいです)
長くなってしまったけど、そんなこんなで、いろいろ捨ててみようと思っています。
こういうのって、最初に振り切ってしまうのが大事です。もっともっとシンプルになって、挑戦していきます。
LR/sounds.Artでした。おやすみなさい。