LR/sounds.Artでででででででです。
一つ前の【に】あけましておめでとうございました。これからのこと。という記事で「歌とギターだけをやっていたい」と書いたんですけど、そのあとすぐ
「ただ音楽がしたいだけなのになー、なんでこんなに色々苦しんでるんだろうな」
みたいな気持ちがふつふつと湧き上がってきました。
「なんでこんなことになってるんだろう?」と考えた時にたぶん2つの問題があって、
1.僕の内面的問題
2.社会の構造的問題
なのかなって思います。
1.僕の内面的問題
は一体何かと言えば、それは『やりたいこと』と『パーソナリティ』のミスマッチです。
まずやりたいことは、
・ただずっと歌とギターをやりたい
・音楽を通して自分なりの真理を追求したい
というのが一番で、そこで自己完結してるので人に聞いてもらうのは副次的なことなんです。
一方で、パーソナリティとは何かと言えば、
・不安で寂しがり
・天邪鬼
・負けず嫌い
なわけですが、ただ歌ギターをやったり真理探求してるだけでは満たされない部分、
・不安、寂しがり→「寂しい、誰かにいてほしい」
・天邪鬼→「これで本当にいいのか」
・負けず嫌い→「あの人は人気なのに僕は」
といったことを人として感じる場面があるということです。
要は
・やりたいことを覆い隠すパーソナリティ的問題がある
・やりたいことがパーソナリティに合致していない
・やりたいことが真実、パーソナリティは人間的弱さで克服すべきと思っている
という見方が出来るわけで、
「なるべく『やりたいこと』を忠実に行いたいんだけど、人間的弱さのために実行しきれないので苦しい」
みたいに感じているようです。
もちろん人間的弱さは誰しも持っているものでそれを克服すべきかという話はあるんですけど、少なくとも今の段階では僕はそれを克服すべきものだと捉えていて、そういうものを捨てて『やりたいこと』だけに集中したいと考えているようです。
これが『たくさんの人に囲まれてメジャーデビューして大きな会場でライブしたい』とかだったら一致して楽なのかもしれないけど、どうもそうじゃないのが難しいところです。
2.社会の構造的問題
これは平たく言えば資本主義で、生まれながら資本主義の仕組みに取り込まれて、そこから抜け出すのが非常に困難であるということです。
Happinessという動画があって、僕はこれがものすごく好きなんですけど、
広告、会社、金融など色んなところで『はめる仕組み』みたいなのがガッチリ組まれていて、中にいる多くの人がその仕組みに組み込まれていることすら自覚していない状況が現代社会なのかなって思います。
僕は広告に携わるので『仕掛ける側』から物を見ることが多くて「ああ、この広告はこういう心理ついてるなあ」「世の中の需要のほとんどは意図的に作られたものなんだなあ」なんて思うんですけど、僕もお金をもらったり買い物をしている以上、Happinessのネズミと何ら代わりはなく無自覚に乗せられている部分もあるわけです。
その仕組みに乗せられると当然『時間』『お金』ひいては『人生』を奪われがちです。
「いやいや自発的にやってるよ」って思うかもしれないですが「その自発はどこから来たんだろう?」とルーツをたどってみるとゾッとする人もいるのではと思います。(もちろん捉え方次第)
そんなこんなで無自覚に資本主義に組み込まれちゃうと、単純に『ただ音楽していたい』ってことの実現すら難しくなってくる気がします。まずお金稼がなきゃ、とか。こういう場所じゃなきゃ出来ないとか。
例えばもし『フリーター=みじめ』みたいな図式が社会常識としてあるのだとしたら、その社会常識自体が『仕組み』の一部なわけですが、やっぱり人間そういう常識があるとついつい「こんなんじゃダメだなあ、就職しよう」とか思うわけです。フリーターのままでも十分にやりたいことが出来ているのに。
僕も今からフリーターになれと言われたらやっぱり怖いし「えっ、僕の人生ヤバすぎ?」なんて思うし働いてる自分をみじめに感じるのかもしれないですけど。
結局のところ、どこを満たしてどこを捨てるのかって話なわけで、あとは
踏み込むのか踏み込まないのか
それが全てな気がします。(フリーターになるかならないかの話ではないですが)
とにかく『ただずっと音楽がしたいだけなんだけどな、なんで出来ないんだろう、苦しいな』って悩みって心のどこかでは「アホらしい悩みだなあ」「悩みですらないなあ」って思う自分もいて。
「もう行きたいならさっさと飛び込んじゃえよ」って悪魔のささやきも聞こえたり聞こえなかったり。
ほんと、
”上手く”やろうとするのは欠点
でもあって、効率とか合理に従っちゃダメな場面ってあるのかなとも思います。
それがあるから”上手くいった”場面も数多くある気もするし難しいなとは思うんですけど、その意味でも今脱皮のタイミングなのかもなと感じました。
なんやかんや何とかするのかなとも思うし、とりあえず2月3月、乗り切っていきます。
LR/sounds.Artででした、おやすみなさい。