【い】『成功』を考える

LR/sounds.Artでででです。

6/9に【い】『結婚』を考えるって記事を書いたんですけど、なんとなくその流れで

『成功』について

考えていました。

成功ってなんぞやって話なんですけど、ここでは『成功=社会的成功』のことです。地位やお金や名誉的なやつです。

それで、世の中には

成功する方法

があふれています。

本屋いくとあちこちに成功術とか成功法則みたいな本ありますよね。

僕もそういう本はけっこう読んできて役に立ったものもあるんですけど、今まで生きてきて思うのは

成功って何かを犠牲にしてまで追うほどのものでもない

ってことです。

なんか苦しんで成長してみたいな昭和的サイヤ人信仰は未だにあると思うんですけど、時間とか体力とか変に犠牲にしてまで頑張る必要はないんじゃないかなーとか。

というのも、

成功と夢と幸せは必ずしも一致しない

からです。

「成功すれば幸せになれる」という文脈ってあふれていますが、必ずしもそんなことはないんです。その成功って本当にあなたが求めているもの?ってことですよね。

例えば、

成功=年収1億円になる
夢=海外旅行にいっぱい行く
幸せ=家族とゆっくり笑顔で過ごす

だとしたら、

「年収1億円になったけど仕事で忙しすぎて家族との時間取れないよ」
「家族とニコニコ過ごしてるけど奥さんは旅行は好きじゃなさそう」
「海外旅行いっぱい行ってるけど仕事の時間減って年収1億円もない」

とか、全部を満たすのって難しいです。

3つのベン図(三原色の図みたいなやつ)を思い浮かべるとわかりやすいんですけど、まず成功と夢と幸せの領域がそれぞれあって、重なり合わないと全部って一致しないんですね。

だから、

成功だけを追い求めても必ずしも満たされない

っていうのがあって、しかも全部一致したら次の欲望が出てくるので、一致する場所ってまた先へ行ってしまう。そうすると無間地獄です。

「それでもある程度満たされたらいいじゃん」

ってのはあると思うんですけど、そもそも『成功』だと思っているものが「本当に自分が欲しいものなのか」って問題があります。

というのも、けっこう

人から植え込まれた成功イメージ

って多いんです。

例えば有名な話で、高そうな車で海沿いの道をさっそうと走って途中で美女乗せて目的地につくみたいな車のCM。

「この車を買ったらこんな成功した未来が手に入るんだ!」

ってのをイメージさせて植えつけちゃうわけですね。だからその車がほしくなる。その車じゃなくても良い車が欲しくなる。

おんなじように、タワマンで暮らすにこやかな家族とか老後に夫婦で世界一周とか、どこかで見聞きしてなんとなく憧れを抱いて、それを成功とか夢とか幸せだと思ってるケースってめちゃくちゃ多いんです。

もちろんそれが心から欲しい物なら目指すのが良いんですが、実はそんなにほしくないものだとまた無間地獄になっちゃうので、

定期的に成功イメージは吟味してアップデート

した方が良いかなーと思います。

僕も完全なアップデートは全然やれてないんですけど、今は

成功=MoMAで個展をひらく
夢=24時間音楽中心で食べていける生活
幸せ=寝たい時に寝て起きたい時に起きる生活

というのを設定していて、ずっと同じ方角を向きつつもその時々でちょっとずつ変わっていってます。

ただ「この3つの領域がなるべく重なり合うように」というのは今は特に意識していて、うまいこと成功と夢と幸せの最小公倍数みたいなところを作っていけないかなあというのは常々考えています。

でも最近なんとなく思うのは、こうやって言語化して定義するのってちょっと男性的だよなあなんて思うんです。

別に肉体的には男性なので男性でいいじゃんとは思うんですけど、個人的にはパフェでも食べながら

「今の私キラキラしてるよね!」

とか、パソコン選ぶ時にスペックではなく「なんか色が可愛かったから」みたいなハッピー感を追い求めるようないわゆる女性的と言われる生き方が『幸せベース』だと一番良いような気もしています。

その辺りはバランスかなあなんて思いますが、また『幸せを考える』みたいな記事でも書いて、深堀りしてみようと思いました。

LR/sounds.Artででした、おやすみなさい。

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