LR/sounds.Artででででででです。
今週前半までもう3週間ぐらいメンタル死にかけてたわけですが、【に】しんどさマシになってきただろうかという記事にも書いたようにここ1〜2日はちょこっとずつ元気が出てきました。
それで元気が出てくると
ツイッターとかのSNSもまた見始めるようになった
んですが、僕は音楽をやっているのでフォローしている人はライブハウス関係の人も多いです。
なので「ライブハウスで生き残るぞ」とか「こういう企画考えてる」とか「ごめんなさい閉店します」とか、コロナ禍の中でそういうツイートも良く見かけるんですけど、そんなのを見ていて何となく
僕とバンドとライブハウスについて
ちょっと書いてみたくなったので、気持ちの供養として書いてみようと思います。
「何を話すの」というと、主には
・バンド経歴について
・ライブハウスとの関わりについて
・ライブハウスに思っていること
みたいな話になってくるんですけど、とりあえず
ライブハウスとの関わり
について話してみると、今までもう100回ぐらいはライブしてきたなーと思います。(回数はちゃんと覚えてないんですがキリがいいので100回ということにしておこう)
一番最初はまだ自分の曲でやっていないころ、大学生の時だったんですけど、当時はボーカルさんが作詞作曲してるバンドにギタリストとして参加してました。
といっても僕は基本的にギターがド下手なので、本当にちゃんとギタリストとしてやっていけてたのかは分かんないんですが、とりあえずレコーディングもしたし褒めてもらえる部分もあったし、ド下手なりにやっていけてたのかなとは思います。
そのバンドでのライブが初めてで、たぶん15回ぐらいはやったんじゃないかなと思います。これも正確には覚えてないけど。
それでそのバンドのボーカルがライブドタキャン&失踪により解散になって(その時点で3回ライブが残ってて無理矢理インストと新曲作って乗り越えた……)、次は何しようかなって考えてるところでベースの子がベースボーカルでバンドやりたいと言い出して。
それにも参加してレコーディングもして7-8回はライブしたと思うんですけど、その時点でだんだんと
「自分の曲を作って自分で歌いたい」
って気持ちに僕はなってきていて、当時の僕が毒舌過ぎたこともあってヒステリック夫婦の離婚みたいな形で後味の悪い別れ方になってしまいました。(ほんとゴメン……反省している……)
それでまあ、まずは歌&ループギターでソロでライブをしようってなって、あるちょっと大きめのライブハウスが『ROOKIE』って企画で出演者募集オーディションをやってたんです。
これは名前を出しちゃうけどそれが名古屋にあるボトムラインさんで、ここは音も雰囲気もスタッフさんも本当にオープンで素晴らしいところで自分のやりたい表現もほぼ完璧にやらせてもらえました。
なのでめちゃお気に入りだったんですが、最初のオーディションで無事出られることになって以降、同じ企画に4回ぐらいは出させて頂いたと思います。
それで、ボトムラインの2回目のライブで出会ったバンドのベースさんが「一緒にバンドやりたい」と言ってくれて、それで後輩のドラムさんを誘って3ピースバンドを始めることになりました。
バンドは2〜3年ぐらい活動したと思うけど、たぶんこの時が一番ライブハウスと密接に関わった時期で、出演もけっこうしたし打ち上げとかで箱の人と話す機会も多かったと思います。
そこで、
ライブハウスに思っていること
の話に移っていくんですけど、「いろいろご迷惑かけたな」とか「感謝しています」というのはとてもあります。
その上で正直な気持ちを書くと
「空気感に馴染めなかった」
のはめちゃくちゃありました。
これは当時の僕の性格もよろしくなくて、普通に会話してる分にはまあまあ人当たり良い方らしいのですが、音楽のことになると拘りが強いというか感情が出やすくなってしまいます。
そんな性格なので、どうも攻撃的になったり距離感を置いたり「何がいいんだろうこれ」みたいに見ていることが多くって、
「自分にはよく分からないけどこれを好きな人もきっといるんだなあ」
みたいな察する視点が欠けてて良くなかったなあと思っています。
なのでライブハウスさんが悪いというわけでもないんですけど、ライブハウス……というより僕がバンド業界で馴染めなかった空気感というのは、例えば
・打ち上げで浴びるほど酒を飲む(録画見て振り返るとかやることあるのでは)
・ノリが悪いと距離を置かれがち(性格的にノレない)
・ノリが良いと融通がある(コミュニティだなあ)
・ライブハウスが集客しない(ブッキングなら協力しておくれ)
・ハコ代をノルマと称して「アツくなれよ」とか言う(やりがい搾取か)
・チラシとかの費用対効果の数字が出てこない(営業するなら必要では)
みたいなところです。(厳しい)
あと当時は何となく受け入れてたけど今は「良くないでしょ」って思うのは、
・トイレが汚い、水道が壊れていたりする(新規の人来なくなる)
・タバコ臭すぎる(それだけで1日がアンハッピー)
・イスがない(ずっと立ち見はキツイ)
・テーブルがない(ドリンク持つの辛い)
・愛想が悪すぎる(ハコと人による)
・ドリンクへぼい(ハコによる)
などもありました。
さっきも書いたんですけど、当時の僕は物事を否定的に見る癖があって(教育によるものでしょう)、ここ嫌いだなーあそこ嫌いだなーなんで改善しないんだろうなーってのを見つけてはイラついてたりしました。
ただ今思うと、
「これが文化だし仕方ないでしょ」
って言い分も大いにあるのかなって思ったりもします。
たぶん昔のバンドブーム時代の文化みたいなのをずっと引き継いできてそうなっていたと思うし、そもそもライブハウスって長時間労働で体育会系で目の前のことで精一杯になって、なかなか「変えていこう」とはならないと思うんです。
たとえビジネス的に変えた方が良くても、変えたくない文化というのもあるだろうし「スタンダードだった文化が時代に合わなくなってきた、でも残したい」という気持ちもあるのかなと思います。
なので、何を取って何を残していくか、になっていくのかなあとか。
(「これが文化」で押し通すのは僕は好きじゃないんですけど、でもこれってライブハウスに限らず日本の村社会的な側面が単に馴染まないのかもしれません。)
結局のところ当時の僕は
『馴染めなかった』が全て
だったなあと思います。
バンド演奏もバンド音楽も好きだけど、バンド活動はしんどかった。
今もたまにライブしますが、やっぱり馴染めないなと思うライブハウスや界隈の空気感に出会うことはあります。
ただ以前に比べたらいろいろ工夫してたりオープンにやってるところもよく目にするようになった気もしていて、そうやって淘汰と変化が起こって文化が変わっていくのだろうなあとも思いました。
こういうブログ記事を書いてしまうところが「生きるの下手だなあ」って自分で思ったりもするんですが、昔より僕もやわらかくはなったかなあとは思うので、なんか関われそうな人たちと関わりやすい形で関わっていけたならそれで幸せなのかもしれません。
今後も『創り続ける』はベースに置いた上で、どこかで何かしらの接点が生まれたらいいなあと思いました。
LR/sounds.Artででした、おやすみなさい。